キムジャンさんにとって、日本に行く事は、母親の反対があったので、決して簡単なことではありませんでした。しかし、姉の支援で日本に行き、家族に認めてもらうために毎日努力し続けた結果、経験・技能だけではなく、日本語力N2も合格でき、ベトナムに帰ることができました。
キムジャンさんが自分の努力で目標を達成できた話をすることによって、今日本で困難に直面しているあなたに、少しでも役に立てればと思っています。
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みなさん、こんにちは。ダナン支店のDNa2クラスの元卒業生 ジャンと申します。
私のように、日本に行く事に対して、家族に反対された実習生はいませんか。今振り返って考えてみると、ダナンからも出たことがない娘に、遠い遠い日本に行く事を反対する親の気持ちも、分からなくもないでしょう。しかし行くと決めた私が夢の為に諦めず、そして、姉に支援をしてもらったお陰で、日本に行けるようになりました。日本に来た時に、姉に恩返しをするため、また反対していた家族に認めてもらえるように、最後まで頑張ることを決めました。
ESUHAIダナンの開講式に参加したキムジャンさん
当初、日本に行く目的について質問されたら、私は迷いなく「お金」だと答えました。多分、他のみなさんも同じだったではないでしょうか。しかし、KAIZEN学校で勉強したおかげで、お金だけを目標にしたら、いつかお金は無くなってしまって意味がないと気づきました。若さも同じです。いつかはなくなってしまいます。それであれば、何のために頑張っているのかと考えました。日本で実習をして3年目に、そのことをより一層実感しました。お金は使えば減るかもしれませんが、知識は使えば使うほど増えていきます。その時、将来日本で稼いだお金ではなく、日本で得た知識・経験で生活していけると分かりました。大切なのは、知識であると気づきました。
ESUHAI・KAIZEN学校の友達と一緒にいるキムジャンさん
日本に行ったことで、私自身たくさん成長することができました。そして、日本語学習において、以下のように努力をしてきました。
早寝早起き
早寝早起きを意識し、毎朝誰よりも早く起きて日本語の勉強から一日を始めました。特に朝お腹がすいていた時は最も集中して勉強できる時間です。この単語を覚えないと朝ごはんを食べないと決めたからです。
通信教育
「DUNG MORI N2、N3」の通信教育プログラムに登録し、勉強しました。とても良かったです。
日本人とおしゃべり
休憩の時間は単語の復習と日本人の方とおしゃべりタイムです。テーマは仕事や分からないことなどいろいろなことです。もちろん、相手とタイミングに配慮する必要がありますが、私が出会った日本人の方々はみんな優しくて、いろいろなことを教えてくれました。
仕事が無いことを恐れる
私は仕事が無いことに対して、とても怖いと思っています。日本に行く事を決めた時に反対されたことから、何か価値のあることをしないと不安でいっぱいです。そして、いつも面倒をみてくれた姉にも約束しました。絶対何か価値のあるものを持って帰ります、と。約束を守るため、必死に頑張りました。
N2に合格した日、泣きました。頑張った甲斐があったと思いました。自分に対する約束も、姉と交わした約束も守れました。
日本にいる時間は限られていますので、「もしあの時・・・」と悔いが残らないように是非頑張って欲しいと思っています。
私は日本での時間は残りわずかですが、また更に2年間日本で頑張ろうと思います。この2年間でN1が取得できるように頑張り続けます。
最後に、皆さんのご健勝とご多幸をお祈りいたします。よろしくお願い申し上げます。